主な内容
・巻頭言
｢新技術を利用した支援的安全管理システムの
建設分野への導入について｣
(独)労働者健康安全機構
労働安全衛生総合研究所
建設安全研究グループ 部長 清水尚憲 氏
・令和3年度厚生労働大臣安全衛生推進賞を受賞
・災害発生現場の苦悩
・図解わかりやすい かんたん
枠組足場の計算 第2回
・2020年度講習会に関するアンケート調査結果
・Two steps forward, One step back
「マイペンライ（後編）」
コンドーテック㈱
アニワット タンウォンサクン 氏
《今月の表紙～ローマの枠組足場》
写真は2018年欧州仮設機材事情視察団としてイタリアのローマ市内を訪れた時の外壁改修工事の現場です。ローマでは、枠組足場を使用している現場が多く見受けられました。この現場では、枠組足場と木製足場板を組み合わすことで円形の建物に対応させ、日本とは異なり交さ筋かいは用いずに斜材を一定間隔に取り付けていました。手すり・中桟・幅木が設けられ、作業者の安全に配慮された足場であることが伺えます。また、枠組足場は歩道上から組み立てられており、2層目の下を人が通行するようになっていました。これにより、作業床が落下物防護となり、朝顔も併用することで、歩行者にとっても安全な足場であると感じました。