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仮設ライブラリ 足場の歴史C  
 仮設機材業界の黎明 
  
  わが国の仮設機材は、古くは丸太足場、木製脚立等のように多くは木材でつくられた
 ものであった。昭和20年代の後半、日本国内では森林資源を保護する観点から木材
 資源利用合理化推進運動が林野庁から唱えられるようになっていた。そのため、大手
 の建設業者の間では鋼管足場の開発について研究するための会合が正式にもたれ
 るようになった。
  昭和28年の春頃、大手建設会社の技術者の集まりである「水曜会」において、丸太
 足場に替えて鋼管製の足場が検討され、その後中央仮設鋼機株式会社(現中央ビルト
 工業株式会社の前身)の代表取締役であった都築力雄氏が建築技術研究会(水曜会
 が改称されたもの)が主催する鋼管足場の研究会のメンバーに加わり、単管足場の緊
 結部であるクランプの開発が行われたと言われている。 
  その後、昭和29年5月にわが国で初めて東京都大手町の東京産業会館(株式会社
 竹中工務店の設計施工による)の施工現場で単管足場が使用された。
  また、現在のわが国の足場の主流となっているわく組足場については、昭和28年5
 月にビテイ・スキャフォード株式会社(日本)が、わく組足場部材の製作について株式
 会社石井鉄工所の高浜工場に依頼し、このときにつくられたものが国産の第1号となっ
 た。